Developers Summit 2008 まとめ 1

アジャイル開発

例として上げられていたのは、大学向けのパッケージソフト開発のアジャイル開発適用実例

  • スタンドアップミーティング
    • 端的に、的確に内容の濃いミーティングを行う。
    • 長いミーティングは無駄。
  • ソフトウェア看板
    • タスクの見える化
    • 「TODO ⇒ DOING ⇒ DONE」でタスクが推移。
    • タスクカードを都度、移動させて、誰が何をどこまでやったのかを視覚化する。
  • バーンダウンチャート
    • 縦軸「残タスク数(人時)」、横軸「日付」でタスク残量を明確化する。
    • 「残タスク予定線」「残タスク実績線」を記述。
    • 残タスクの120%ラインに設けた「危険線」も記述し、ALERTラインとしていた。
  • ストーリーとタスク
    • ストーリー:ユーザから見た機能レベルの要件 ⇒ ストーリーカードとして看板で管理。
    • タスク:作業者から見た作業レベルの要件 ⇒ タスクカードとして看板で管理。
  • KPTボード
    • KEEP、PROBLEM、TRYエリアを設けたボード。
    • イテレーション内の「ふりかえり」にて使用。
  • ちょこっと気になる事ボード
    • 縦軸「緊急度」、横軸「重要度」で、開発過程におけるちょっとした疑問点や、不安点を、度合いに応じて張り出すボード。

 【適用のポイント】

  • とにかく現場主義
    • 例えば、ペアプロが合わないプロジェクトもある。現場で役に立たない、形式的なものは意味がない。
  • まずは、定期的なふりかえりから
    • フィードバック ⇒ カイゼンのリズムを確立。
  • 「見えるだけ化」に陥らないこと
  • ストーリーの優先順位が極めて重要
    • 納期、コスト内で顧客要求を満足させる。
  • 自ら実践する
    • 環境は自分で変える。


新人の頃、実験的に実施していたプロジェクトに配置されたのが幸運だったと思われ。全般的に、意識せずとも、取り入れた事のある事項が多く、イメージが湧いた。積極的に勉強して実践していた先輩方に感謝。
復習的なセッションとなったが、適用ポイントは、今一度、肝に銘じようかと。