ASP.NET MVC Framework の存在
名称を聞いただけで、javaっぽいと直感したASP.NET MVCは、従来のASP.NETの問題点を解決するために生まれたようだ。
毎度悩まされるWebFormのテストや、非ASP.NETな方々に優しくない、独特なPostBack、ViewStateの利用を解消するメリットは有りそうだ。
ただ、サーバーコントロールを廃止し、埋め込みブロックによるコード記述を行う(コードビハインドの価値が…)といった方式は、従来型FWで開発を行ってきた小生には、先祖返り感さえあるのは否めない。

サーバーコントロールの恩恵を享受できないのは痛手だが、非ASP.NETなWeb開発者からすれば、きっと取っ付き易いFWであろう。

安堵したのは、MVCが従来型に取って代わる存在ではなく、共存的立場にある事。双方、開発において一長一短があり、開発陣営の状況に依るところとなる。
やはり、javaな人⇒MVC、WindowsFormな人⇒従来型といった感じだろうか?

常駐先のプロジェクトで、WindowsFormとWebの区別が付いていない上層や開発者がいる中で、Web開発を推進していたという楽しい状況下では、従来型ですら、持ち腐れになってしまうわけだが。
C#C#と連呼したところで、「C# = WindowsForm開発」でもなく「C# = Web開発」でもござらぬ。言語ですから。これでは、MVCやら従来型のへったくれもない。

終いには「お前は、出来る面子の中じゃないと、仕事が出来ないのか?」と自社の上司に叱られ、つくづく、プロジェクトとは「人」なのだ、と実感した次第。今後、どんなFWが出て来ようと、それを扱う面子が勉強する姿勢のない連中では、苦戦を強いられる。そうした状況下で、いかにスキルと開発効率を上げるために振舞えるか…次回、このような状況に直面したら、先輩が他プロジェクトで実践していた方法を試してみようと思う。

自身の勉強不足は棚に上げて、プロジェクトについてあれこれ思慮させられた、ASP.NET MVCの、存在。